2016年5月7日土曜日

オプション取引の勉強

私は、2つの投資関係のサイトを持っています。

(1)本ブログ:日々の思っていることや投資の記録
(2)医学と投資についての随想:比較的質の高い投稿

このブログを見ている方は、オプション取引の初心者が多いと思いますが、Russell2000というインデックスを原資産として、オプション取引をしたパフォーマンスを示したCBOEのこの文章は有益です。

次に、原資産は何にするかは、Journal of financeのこの論文がsuggestiveです。

また、最低限、統計学の勉強も必要です(統計学は、つまらない授業が多かった教養学部の授業の中で、非常に有益でした)。これらを知った上でどう投資するかは各自の自由ですが、これらを知らないで自己流に投資するのは、日本が連合国に負けるようなものです。

2016年5月4日水曜日

アマゾンでのレビューに対するコメント

アマゾンで、「株式より有利な科学的トレード法」に対するレビューを頂きました。有難うございます。いくつかの理解不足あるいは誤解があるようなので、コメントを書きます。

①「著者はオプション取引の紹介本に過ぎないこの本を、このようなタイトルにしたのでしょうか。医学部を出れば論文のタイトルは最も大事で、シンプルに内容を示さなければならないという最低限のマナーを勉強したはずなのに。とにかくオプション取引の紹介本として買ってください。それならいいと思います。」

→本のタイトルは、よほど著名な方でない限り、出版社が勝手に決めるという出版業界の悪しき慣習をご理解ください。本のタイトルと内容が乖離しているのは、本書だけではないはずです。「論文のタイトルは最も大事」とありますが、最も大事なのは内容です。しかし、論文の場合、タイトルは自分で決められるのでいいです。


②「ただ、日本でオプション取引はできないですし、知らない国の米国のオプションを買うのはリスクが高いので個人的には勧めません。」


日本でも、オプション取引はできます


③「とにかくこの本の一番の問題点は、株式よりオプション取引が「低リスクで、より着実に資産を増やせる」ということを示す根拠がない(致命的)ことです。もしこの本を買って読んで、それを見つけた人は教えてほしいです。目次をみてもその場所はわかりませんし、中身を丹念に読んでも一切書いていません。」


→152−158ページ、185−201ページ、213−217ページ、224−226ページに、オプション取引のリターンと標準偏差を書いたので、ご覧ください。243ページ以降の戦略については、「エビデンスは薄弱である」と明記しています。


④「まず、前提に「株価が下げれば買ってもいいという株式を選びます」。そんな簡単に選べません。ファンダメンタルで選ぶのかそこがポイントなのに。」


→原資産としてはインデックスや、指数オプションを勧めています。269ページの「原資産は何がいいか?」も参考にしてください。


⑤「例えば、過去10年のオプション取引をした場合で10万取引ぐらいを抽出するとか、そうでなくても最低限自分の取引を公開したりすればいいですよ。そういうのは一切ないです(/ω\)」

→今後はなるべく自分の取引は公開しようと思います。もちろん、エビデンスとは言えませんが。

⑥「さらにはオプション取引の紹介だったとしても、著者は、何をもって科学的としているかはよくわかりません。参考文献はたったの17で、どこに引用がついているかもわかりません。ジェレミー・シーゲル株式投資とかはしっかりと引用がついています。既に引用がない時点で科学的ではないです。」

→山崎元さんの名著「ファンドマネジメントーマーケットの本質と運用の実際」(金融財政事情研究会)でも、参考文献は、本文と関連付けないで、最後に列記してあるだけなので、啓蒙書としては、それで十分と判断しました。今後の参考にさせていただきます。