2017年9月11日月曜日

海外送金(楽天銀行での法人の場合)

海外送金する際、新生銀行やSMBC信託銀行は、初回こそいろいろ質問されましたが、2回目以降は、極めて簡単に海外送金できます(3000万円以下はネットで、それ以上は窓口で)。

しかし、楽天銀行は、2回目も初回と全く同じことを聞いてきます。「以下の海外送金取引について、中継銀行より送金内容確認依頼を受領しており、送金が保留となっております」とのこと。しかも、FAXか郵便で、それに関する書類を送れとのことです。1ヶ月前に送ったばかりなのにです。我が家にはFAXはないし、勤務先のFAXは登録先しか送信できないし、コンビニはセキュリティ上懸念があるので、とても大変です。

2017年9月3日日曜日

反脆い

「まぐれ」や「ブラック・スワン」が面白かったので、本書を購入。「反脆い」という概念の提唱は面白い。この概念は、オプション取引にとどまらず、それ以外の様々な分野でも通用すると説明しています。

毎回、彼の博識ぶりには驚かされます。しかし、博識と正しい理解は別のこと。今回は、医学(医療)の分野についての言及が多いですが、これは勇み足になっています。彼は、自分に都合のいいエビデンスを一方的に引用して、現在のほとんどの医療は「医原病」を作り出しているだけと批判しています。少なくてもこの部分については、巷に溢れている医療否定本と同レベルです。

例えば、第6部の第21章「医学、凸性、不透明性」で、彼はスタチン(コレステロールを下げる薬)を批判していますが、生命予後の改善については「反脆い」エビデンスがあリます。もちろん、彼はそれは知っているのですが、薬を飲み続ければ、後日、重大な副作用が起きるかもしれないと主張しています。

確かに、スタチンの効果は、一般の人が思っているほどは高くないです。ざっくり言うと、脂質異常症の人が薬を飲まなかったら、100人中3人が心筋梗塞などで死亡するのが、薬を飲めば2人の死亡ですむ。つまり、死亡率を33%減らしたことになりますが、一人の死亡を減らすのに、100人も薬を飲まなければいけない。99人の服用は無駄になったことになります。しかし、誰がその99人に入るかは事前にはわかりません。どの株があがるか事前にはわからないので、全部買う(インデックスを買う)のが最適解というのに似ていますです。

医療経済学的に、このような予防的な薬は保険適応ではなく、全額自己負担にしようという話なら、傾聴に値しますが、タレブはそのような観点で話をしているのではありません。