2018年3月21日水曜日

SNAP MID注文の出し方

SNAP MID注文の出し方を説明します。なお、SNAP MID注文では必ず約定するわけではないことには注意が必要です。

例として、2890/2900 bear call spreadに対してのロスカット注文を、SNAP MID注文で出してみましょう。そのためには、2890/2900 bull call spreadを注文します。

下はTWSの3月20日の終値での画面です。画面では下の方で、右クリックします。


出て来た「ストラテジー」のタブをクリックします。下の画面になるので、上の方にある「権利行使価格」をクリックして、組むスプレッドの権利行使価格を選びます。ここでは、2450、2460、2890、2900を選びました。


2800 callの売気配と、2810 callの買気配をクリックすると、2890/2900 bull call spreadができます。


上の画面で「ウォッチリストに追加する」をクリックすると、2890/2900 bull call spreadがウォッチリスト(無題)に追加されました。


上の画面で、2890/2900 bull call spreadの上で、右クリックして「取引」→「注文チケット」をクリックします。


下の画面になるので、50枚の約3分の1に相当する16枚を記入して、注文方法をSNAP MIDにします。差引き額は、最初0.01になっていますが、0.05に変えます(0.01のままだと注文を受け付けてくれない)。


次に、「条件付き」のタブをクリックして、下の画面の真ん中にTWS上のSPXをドラッグ・アンド・ドロップします。


ドラッグ・アンド・ドロップすると、下の画面が出るので、SPXが(スプレッドを組んだ時のSPXの価格とスプレッドのショート・オプションの権利行使価格の中間値である)2800以上になった時に注文が発動するように、下の画面のように設定し、「終了」をクリックします。



下の画面になるので、「発注」をクリックして注文完了です。


2018年3月10日土曜日

ロスカットについて

Iron condorでは、ロスカットは必須です。

私は、拙書に買いたように、スプレッドの損失が当初得たクレジットの200-300%に達したら、ロスカットをするようにしてきましたが、「Time is money」を読んで、下記の二つの方法は有用と思いました。

(1)Closing Spreads
  • 株価(指数)が、スプレッドを組んだ時の株価(指数)とスプレッドのショート・オプションの権利行使価格の中間値に達したら、3分の1のスプレッドを解消する(#1ロスカット)。
  • 株価(指数)が、スプレッドを組んだ時の株価(指数)とスプレッドのショート・オプションの権利行使価格の4分の3に達したら、残りのスプレッドを解消する(#2ロスカット)。

(2)The Long Hedge
  • スプレッドのショート・オプションのデルタが18を超えたら、同じ権利行使価格で満期日が翌月のオプションを買う。
  • ショート・オプションのデルタが16以下に下がったら、hedge optionを売る。
  • ショート・オプションのデルタが30以上に上がったら、hedge optionを売り、スプレッドを解消する。

IB証券では、デルタをトリガーにしての注文はできないので、(1)の方がやりやすいと思います。この注文に際しては、株価(指数)をトリガーにして、snap-mid注文をGTCで出すのがいいでしょう。

2018年3月3日土曜日

Time is money

久し振りにオプション取引の本を買いました。パラパラとページをめくって、興味があるところを読んでいますが、今まで読んだどの本より、読みやすく、わかりやすいです。

私の本を読んでオプション取引に興味を持った方は、これを読むと良いでしょう。