証券会社のコラムは、山崎元さんを除いて、百害あって一利なし。広瀬隆雄さんの博識にはいつも敬服していますが、プロにこれだけの知識があっても、彼(彼女)らの成績は芳しくないというエビデンスを、決して忘れてはいけません。
楽天証券はテクニカル分析が好きなようです。楽天証券のホームページの見出しを見ると、「柴田罫線」、「移動平均線」、「トリプルボトム」などテクニカル分析のオンパレードです。これらは「百害あって一利なし」なので、個人投資家は決して近づいてはいけません。
ファンダメンタル分析も同じようなものです。「アナリストが高評価の銘柄のリターンは悪い」という厳然たるエビデンスがあるのにも拘らず、個人投資家は、証券会社から提供されるアナリストのレポートをありがたく読んで、その気になっています。
個人投資家が独自に行っているファンダメンタル分析も、ファンド・マネージャーの成績を見れば、推して知るべしでしょう。
証券会社は手数料を稼ぐのが目的です。そのことを忘れないようにしたいものです。いくら私が書いても説得力はないと思うので、「ウォール街のランダム・ウォーカー」か、論文を読んでください。
私の結論は、(馬鹿でも機械的にできる)オプション取引です。これしかないと思います。