2018年3月10日土曜日

ロスカットについて

Iron condorでは、ロスカットは必須です。

私は、拙書に買いたように、スプレッドの損失が当初得たクレジットの200-300%に達したら、ロスカットをするようにしてきましたが、「Time is money」を読んで、下記の二つの方法は有用と思いました。

(1)Closing Spreads
  • 株価(指数)が、スプレッドを組んだ時の株価(指数)とスプレッドのショート・オプションの権利行使価格の中間値に達したら、3分の1のスプレッドを解消する(#1ロスカット)。
  • 株価(指数)が、スプレッドを組んだ時の株価(指数)とスプレッドのショート・オプションの権利行使価格の4分の3に達したら、残りのスプレッドを解消する(#2ロスカット)。

(2)The Long Hedge
  • スプレッドのショート・オプションのデルタが18を超えたら、同じ権利行使価格で満期日が翌月のオプションを買う。
  • ショート・オプションのデルタが16以下に下がったら、hedge optionを売る。
  • ショート・オプションのデルタが30以上に上がったら、hedge optionを売り、スプレッドを解消する。

IB証券では、デルタをトリガーにしての注文はできないので、(1)の方がやりやすいと思います。この注文に際しては、株価(指数)をトリガーにして、snap-mid注文をGTCで出すのがいいでしょう。