2018年4月10日火曜日

アイアン・コンドルのルール

CSP&CCWだけでは暇だという方もいるでしょう。そのような方はアイアン・コンドルをしてもいいでしょうが、忙しい方が無理してやることはありません。

アイアン・コンドルの成功の鍵は、ロスカットにあると言っても過言ではありません。しかし、米国市場が開いている間中、相場を見ることもできないので、下記の方法が現実的かと思います。私もロスカットについては苦い経験を持っているので、しばらくこの方法でやって、気がついたことがあればまた報告します。
  1. 満期日まで55ー60日のSPXを対象にする。
  2. デルタの絶対値が7ー10のオプションをショートする。それより権利行使価格が10だけOTMのオプションをロングする。
  3. その日の分足を見る。トレンドが上向きなら、プット・スプレッドから作る。約定したら、コール・スプレッドを作る。
  4. ロスカットの注文を出す。SPXが、スプレッドを組んだ時の値とスプレッドのショート・オプションの権利行使価格の中間値に達したら、3分の1のスプレッドを解消する(#1ロスカット)。SPXが、スプレッドを組んだ時の値とスプレッドのショート・オプションの権利行使価格の4分の3に達したら、残りのスプレッドを解消する(#2ロスカット)。
  5. 利益確定はしない。
  6. 満期日の1週間前に、SPXの標準偏差(SD)(VIXで代用)を調べる。ショート・アームが2SD未満の場合は、ポジションを解消する。2SD以上の場合は、満期日まで放置する。例えば、VIXが18.68の時は、256/5の平方根は7.155なので、ショート・アームのSPXが5.22(=2×18.68/7.155)%未満の位置にあればポジションを解消し、5.22%以上なら放置する。